―――LINE公式アカウントはいつ頃から導入したのでしょうか？

高橋：　2年くらい前ですね。私自身はそれほどLINEをつかっていなかったんですけど、世間的にはLINEをつかう方が多いなという印象があって。あとお客様に日常のことをお知らせしたいなと思いまして、導入を決めました。

―――導入前は、お客様にはどのように情報をお伝えしていたのでしょうか？

高橋：　今も使っているんですけど、以前はダイレクトメールだけが情報をお伝えする手段でした。でも郵便料金がかかるので、年に1回くらいしかお知らせができなくて。LINEだと普段からお知らせができるので、費用対効果を感じています。

―――今はどのくらいの頻度で配信しているのでしょうか？

高橋：　最低でもひと月に1回は配信しています。

―――では、以前は年に1回しか情報をお届けできなかったのが、12倍になったんですね。

高橋：　そうですね。

―――主にどのようなことを配信しているのでしょうか？

高橋：　お店にちょっと変化があったときや、おすすめ商品があるとき、それから「野菜がたくさん入りました」とかですね。

―――配信内容はどのように考えているのでしょうか？

高橋：　私が「こういう配信をしたい」とイースト・デイリーの担当さんにお願いして、プロ目線で校正したり華やかな文体にしていただいてます。お客様が楽しく読んでくださるような工夫をしてくださってますね。

―――LINE公式アカウントの登録促進はどのようにしているのでしょうか？

高橋：　お店で登録いただいた方には「プリンを1個プレゼント」という特典を付けています。この特典が好評で、けっこう積極的に登録していただいてますね。

―――登録をしていただくとき、困ることはありませんか？

高橋：　登録の仕方がわからないという方はたまにいます。電波が悪くて戸惑うことも何度かありました。でも店舗の担当者も慣れてきたので、最近は「こうやると良いですよ」とご案内できるようになっています。なので、登録時に関してはあまり心配していないですね。

―――LINE公式アカウントに登録しているのは、どんな方が多いのでしょうか？

高橋：　お店にご来店くださるお客様の層がそのまま、という感じがします。なので20代～60代まで、幅広いと思いますね。登録を解除する方も少ないみたいです。

―――登録解除をする方が少ないのは、なぜだと思いますか？

高橋：　おそらく、うちに長年通ってくださっているお客様が多いからだと思います。ありがたいことに「ここの卵じゃないと困る」という方も多くて。配信を待ってくださっている方が多いこともあって、ブロック率が低いのかなと考えています。

―――お店のファンの方がそのまま登録していることもあり、情報を楽しみに待ってくれているんですね。

高橋：　今後は、今来ていただいているお客様以外の方にもアプローチしていきたいですね。通販や宅配もしていますので、そういったお客様にも情報をお届けしたいなと。

―――LINE公式アカウントの反響を感じるのはどんなタイミングですか？

高橋：　きちんと計測しているわけではないのではっきりはわからないのですが、ご来店いただくお客様がすでに情報を知っていただいていると「見てくれているんだな」と思います。例えば新しいトートバックの販売がスタートしたとか、価格改定があったとか……お店に来たお客様に「知ってたよ」と言っていただくことも多く、読んでくださっているんだなと感じられています。

―――ほかにもLINEを取り扱っている代理店があるなかで、イースト・デイリーと取り組みをしている理由があれば教えてください。

高橋：　イースト・デイリーさんは江別市と一緒にお仕事をされていたこともあって、会社名を聞いたことがあったんです。江別市と組んでいるのであれば「良いのでは」と思って、お願いすることにしました。

―――イースト・デイリーとやりとりをするときは、どのようなツールを使っているんですか？

高橋：　ほとんどLINEです。急に思いついて「こういうことを配信してほしい」と連絡することもあるんですが、すぐ対応していただけるので助かってますね。

―――LINE公式アカウントの導入は、どんな方にオススメだと思いますか？

高橋：　直売をしている農家さんは、やってみたら良いんじゃないかと思います。広告宣伝費をなかなかかけられない状況下でお客さんを増やすために、LINEをつかうメリットがあるのではないかと。お客様に情報を伝えるための手間をかけず、リピーターさんを増やせるのでオススメです。